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2011年9月27日火曜日

第29回プレクシャ・メディテーション研究会のご案内


29回プレクシャ・メディテーション研究会を下記のとおり開催いたします。
ふるってご出席下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

日時: 2011103日(月)19:0021:00
場所: 「市川市南行徳
東京メトロ東西線「南行徳」駅下車、徒歩1分。南口を出て線路沿いに浦安方向へ。
突き当たりの建物。立体(タワー)駐車場有り(車庫入口は大通り側))
アクセスマップ  http://www.city.ichikawa.chiba.jp/gyotoku/m_mapprak.html

テーマ: 再論:「ケンドラ」とは何か

 前回は「身体」の概念とそこに流れる「エネルギー」について検討しましたが、次回は「微細な身体(テジャス・シャリーラ)」から生じるエネルギーが「粗大な身体(肉体)」へと流れ出る経路、すなわちケンドラ(精神の中心点)の意義を再考します。「ケンドラ」を知覚すると何故感情のコントロールが可能となり、高潔な人格が開発されるのか、そこにはどのような科学的な根拠がありうるのか、といった点を検討します。

今回は特に必読文献はありません。各自『勝利者の瞑想法』の関連箇所を読んできていただければ幸いです。研究会では、アチャーリヤ・マハープラギャ師の記述をご紹介する予定です。

※当日参加費として500円(非会員の方は1000円)(通信費・会場費・資料代等を含む)を頂戴いたします。

※準備の都合上、出席される方は、前日までに出席のご連絡をsavita.nakamura@gmail.comまでお願いいたします。

【今後の開催予定】
103日(月)19時~21 場所:同上
125日(月)19時~21 場所:同上
※プレクシャ.メディテーション研究会は、原則として、毎月第1月曜日に開催しています。

※本研究会の開催予告(速報版)は月刊メールマガジン『[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法』(日本プレクシャ・ディヤーナ協会)にてご確認いただけます。講読(無料)をご希望の方は、こちら(http://archive.mag2.com/0001262370/index.html)からご自由にご登録ください。

※会員割引による研究会への参加をご希望の方は、協会ホームページ(http://jp.preksha.com/preksha/member.htm)よりお手続きください。

2011年9月20日火曜日

コラム[瞑想をする、瞑想が起こる]


只見川と叶津川の合流点の瞑想に参加したS君が私に質問した。
「皆さん川の側で、じっと座っているけど、あれっていったい何してるんです
か?」
S君は瞑想したことがないし、瞑想が何かまったくわからないらしい。そこで
私はじっと座って何をしているかを説明した。

瞑想で一番大事なことは体の動きを止めることです。身体の動きは完全に止め
ることは出来ません。なぜなら地球が宇宙空間を動いているからであり、生き
ている身体も瞬間、瞬間に変化しているからです。私達の小腸の栄養吸収細胞
は1500億個ありますが24時間で全て生まれ変わります。1秒間に170万個生まれ
かわっています。胃の粘膜細胞は2~3日で入れ替わり、肌の細胞は一ヶ月で入
れ替わります。

どうしてじっとしていなければならないかというと、自分の皮膚の内側を観察
しようとする場合、体を動かしていると内部感覚をあれこれ観察するのが難し
いのです。体の動きを止めると、呼吸がリズミカルに落ち着きます。さらに目
を閉じて外部からの情報を遮断すると心の動きが静まり、さらに意識的にゆっ
くりした深く長い呼吸をすると、思考(雑念や妄想)が静まって感じる心が強く
なります。思考力が静まった分、知覚力(観じようとする心)が出てきます。

その観じようとする心で身体内部のさまざまな感覚を観じて行くのが瞑想の第
一歩です。体を動かさないようにするとき、背筋を真っすぐにすることが肝心
です。背筋が真っすぐでないと頭がボーとして眠くなります。背筋を真っすぐ
にして生命エネルギーの流れを良くすることが良い瞑想に入るために必要なこ
となのです。背筋を真っすぐに保つことが緊張です、体の動きを止めることが
緊張です。随意筋はすべてリラックスさせます。

以上が内部感覚を観察する準備です。準備ができたら、外界からの音や光や風
やコスミックエネルギーが内部感覚にどのように影響を及ぼしているのかを観
察します。川の流れの音や鳥の囀りが内部感覚とどう結びついているかを観察
します。観じようとする心で意識的に身体内部のさまざまな動きを知覚します。
つまり、体全体を一つものと観じて、その内部で起こっているさまざまな変化
を観じていきます。内部感覚として、どの部分が明るく感じるか、どの部分が
暗く感じるか、明るさ暗さの部分が時間と共に変化して行くのを観じていきま
す。同じように暖かさ冷たさ、重さ軽さ、濃密さ希薄さ、等の感覚が変化し体
のなかで動いていくのを観じてみます。細かな振動やバイブレーションがどこ
で起こりどこに広がり消えていくか等も観じるようにします。それが瞑想で
「する」ことです。瞑想で私達がしなくてはならないことは体の中身が動いて
いるということを感覚的に観じることです。出来るだけ細かく心を鋭敏にして
観じていきます。

そこまでが「する」ということ、プラティヤハーラ(制感法)、ダラーナ(集中
法)です。ディヤーナ(瞑想) サマージー(三昧) は整ったところに「起こる」
ことです。瞑想は整えて行くとそこに現れ起こってきます。体の動きを止め、
呼吸を整え、内部感覚と観じようとする意識的な心をしっかり結びつけるとデ
ィヤーナが起こります。

体が地球内部に高速エレベーターでストーンと落ちていく感覚、ロケットに乗
って宇宙空間に飛び出していく感覚、三次元的な方向感覚がまったく消失した
感覚、水平方向に身体感覚が無限に広がってゆく感覚、身体内部の動きが静止
して全てが穏やかな光に満たされクリヤーに均一になった感覚、平和で静かな
喜びに満たされている感覚等が起こります。本当の自分を少しだけ垣間見たよ
うな感じです。意識的な観じようとする心を内部感覚に結び付け、内部感覚に
浸すようにしていると、感情や潜在意識がだんだん純粋になっていきます。そ
のとき、自分だと思っていたことが全部自分でなくなり、本当の自分に出会う
でしょう。本当の自分に出会った時、不安や恐怖が消え、悩みや病が消え、真
の健康を獲得し、平和と至福に満たされるでしょう。自己救済の道が瞑想の道
です。なぜ多くの人は瞑想しないのでしょうか、人間としてしなくてもよい事
ばかりしていて、しなくてはならないことをどうしてしないのでしょう? 明
確な目的地を持って一歩、一歩、道を歩く者だけが目的地に到達できます。
あなたは何処へ行きたいのですか? 何処に生まれたいのですか?


<著:坂本知忠>
(協会メールマガジンからの転載です)

プレクシャ・メディテーション合宿 9月入門合宿終了のご報告


日本プレクシャ・ディヤーナ協会のプレクシャ・ディヤーナ入門合宿が9月9日
~11日までの2泊3日の日程で開催されました。

今回も少人数制となりましたが、集中して瞑想を学ぶのは初めての方からイン
ドにて研修を受けた方まで幅広い経験者の方が参加され、初歩からしっかり学
ぶ合宿となりました。

7月の大洪水の被害後初めての合宿開催でしたが、川の合流点での瞑想や身体
を整えるアーサナ、賛歌を学び、じっくりと自分自身と対面する瞑想の実践な
どを通じて、充実した時間をお過ごしいただけたようです。

参加者の方の感想をいくつかの点をピックアップしてご紹介したいと思います。

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<Wさん>
今まで様々な瞑想を教えていただきましたが、どの方法も雑念が浮かんで瞑想
になりませんでした。今回は3日間でしたが、集中的により深く教えて戴き、
希望が見えた気がします。いずれは集中講座にも参加したいと思います。

ジャイナ教のマントラは難しく何でこんなことを唱えるのかと思っていたが、
アラハン・マントラを歌うように何回も唱えていると、徐々に瞑想をしている
気分になってきた。マントラもお経と思って覚えれば良いのかもしれない。

入門合宿ではありますが、逆にそれだけ身体の調整が必要と感じました。もう
少しアーサナの時間も取り入れ、期間も延ばしてほしい気がします。今回瞑想
を行うには身体が大切と良く分かりましたので、これが私の課題です。


<Kさん>
初めて瞑想セミナーに参加させていただきました。やはり奥が深い瞑想の世界
は数回学んで理解できるものではないですね。本やCDを参考にしながら自分な
りの勉強をしたいと思います。川での瞑想はとても気持ちよかったです。

眠くならないようにするには「背筋を伸ばすこと」といわれても何度も睡魔に
襲われ意識を留めておくことの難しさ、集中することの難しさを改めて感じま
した。最終日の瞑想では特に集中して出来たので、今まで感じられなかった自
分の内側の変化を観ることが数回できました。もう少し深めればさらに色々な
ものが感じられると思います。

アットホームな合宿で濃い中身を体験できてよかったです。


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スタッフ一同、みなさんにご参加いただけたことを深く感謝しております。瞑
想の扉を開いて、内なる自分を見つける旅をこれからも少しずつ深めていただ
ければ幸いと思っております。