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2013年2月21日木曜日

2013年度のプレクシャ瞑想合宿日程のお知らせ


今年度のプレクシャ瞑想合宿の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
今年は4回の開催となりますが、レベルIの資格(準指導士)をご希望の方を
対象に都内近郊で特別講習会の開催を検討しております。そちらも決定され次
第順次お知らせしますのでご期待ください。

参加を希望される方は、ホームページからチラシ裏面の申込書にてお申し込み
ください。
http://jp.preksha.com/learn/#seminar

2013年度予定

●7月14日(日)~21日(日) プレクシャ・メディテーション集中講座レベル2
 参加資格:過去にインド瞑想キャンプに参加された方、レベル1合宿に参加
      された方。今回は特別に入門合宿に参加された方、定期的に教室
            に参加していて4ステップ瞑想を理解している方の参加を認めま
            す。(今年はレベル1の合宿は行いません。準指導士の資格をご
            希望の方はレベル2または特別講習会にご参加ください。)

●9月21日(土)~23日(月) プレクシャ・メディテーション入門合宿
 参加資格:どなたでも参加できます

※予定は変更されることもありますので、あらかじめご了承ください。
※指導員資格を取得された方は、特別待遇での受講が可能ですのでお問合せく
ださい。

みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。


2013年インド瞑想ツアー企画決定のお知らせ


10月にインドにて開催される国際瞑想合宿に参加するため、日本からのツアー
を企画することが決まりました。下記の日程で一定人数が集まりましたら、費
用を含めた詳細を詰めていきますので、希望される方はふるって希望表明を協
会までお寄せください。

2013年インド瞑想ツアー
期日:2013年10月13日~26日
国際合宿開催地:ラジャスタン州・ラドヌーン
        研修後の観光の行き先は未定

------ Preksha International事務局からの招待状 ------
今年の国際瞑想合宿は、ラドヌン(テーラパンタ派の本拠地)に於いて10月15
日-22日まで開催されます。今年はアチャーリヤ・トゥルシー師の生誕100年に
あたり、それを祝してキャンプの参加費およびデリー/ジャイプールからの移
動費は主催者が提供いたします。この機会にぜひご参加ください。 
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詳細決定次第、協会ホームページおよびメルマガでもご案内する予定です。
どうぞご期待ください。

コラム[資格]


私達は資格があるから人間に生まれて来るのであり、資格があるから病気や人
間関係、仕事で悩み苦しむのです。資格があるからその家に生まれ、その両親
を持ち、兄弟があり、その夫と結婚し、妻があり、子供が生まれます。資格が
なければ、入学試験に落ちるように、あらゆることはあるべきようにはなりま
せん。今あなたに起こっていることがなんであれ、それが起こっていてそのよ
うであったならば、それは、あなたにとってちょうど良い事であり、善いこと
でもなければ、悪いことでもありません。

資格があるから病気になり、悩み、苦しむのです。その人の資格、言葉を変え
るならその人に解決能力があるからある特定の病気になるのです。解決能力の
ない人に解決できない問題は起こりません。身体の老化は自然法則であって資
格ではありません。

資格は時に人と人の相互関係、お互いの学びとして与えられます。それは、時
には辛さと困難をともないますが、それは互いに一番必要な学びなのです。今、
あなたが持っているもの、家や車や仕事上の立場、富や名声も今のあなたにふ
さわしいから、丁度良いから資格があるから持つことができるのです。しかし
それらは、時が過ぎれば全て変化します。無常です。執着することは出来ませ
ん。資格があるから、その場所へ行くことが出来、資格があるからその出来事
に出会い、資格があるから見つけることが出来、資格があるから得ることが出
来ます。

資格というのは入学試験や何かの階級審査で得られるような単純なものではあ
りません。資格というのは一人ひとりの人間が全て違っているものなのです。
それは個性的なもので、束縛と自由が一つになっていて、苦楽善悪一体のもの
なのです。

資格は一見、人間にとって不平等のように思えますが、資格とは人間の自業自
得の説明であり、因果律の説明であり、自己責任のことです。自業自得、自己
責任において人は完全に平等なのです。欧米の宗教哲学では愛や救いという価
値観が主で資格というような考え方があまりありません。欧米の宗教哲学に基
づく価値観や文化が日本にも広く浸透して、その弊害として、行き過ぎた依頼
心増長社会、責任転化社会、訴訟社会になってきたと考えます。我々は傲慢に
ならず、卑下することもなく、もっと謙虚に強く自己責任を持つべきだと思い
ます。

この世に生まれてから死ぬまでの今生だけが私たちの生ではありません。命は
変化するものであり、生き通しで宇宙の生滅とともにあり、始めの無い始めか
ら、終わりの無い終わりまで継続して旅するものです。私たちの旅はほとんど
路半ばであり、この先長い旅路をたどらなくてはなりません。それぞれの人が
長い旅路で出会う諸々の事は、その人の資格によるのです。その資格のことを
先哲聖人がカルマと呼んだのです。カルマはコントロールすることが出来ます、
変えることができます。その方法が瞑想であり、ヨガというのです。

洞察瞑想、智慧の瞑想、沈思黙考の瞑想をプレクシャ・メディテーションでは
アヌ・プレクシャと言います。自分の資格について広く深く考察しましょう。
自分が心の奥底で、潜在意識のレベルで何を願い何を求めているのか考察しま
しょう。繰り返し繰り返し自分の資格について考えます。考えることも立派な
瞑想です。アヌ・プレクシャを継続することで他から教わるのではなく、内な
る智慧、内なる宝が輝き始める事でしょう。それがやがて本当の自由を得るた
めの資格になります。資格がなければ無限の自由もなければ、無限の愛もあり
ません。


<著:坂本知忠>
(協会メールマガジンからの転載です)

第42回 プレクシャ・メディテーション研究会 開催のご案内


第42回定期研究会を下記のとおり開催いたします。
ふるってご出席下さいますよう、宜しくお願い申し上げます

日時:2013年3月4日(月)19:00~21:00
場所:営団地下鉄東西線「南行徳」駅より徒歩1分(集会室1)

テーマ:ジャイナ教とヨガ(その2)――ジャイナ教の認識論への思想の影響

前回は、ジャイナ教の歴史の中で初めてヨガ的修習を修行体系に採り入れた8
世紀中葉のアチャーリヤ、ハリバドラのヨガ理論を中心に、ジャイナ教とヨガ
の史的交錯の一面を紹介しました。独自の宗教哲学を発展させてきたジャイナ
教といえども当時の思想的趨勢と無関係ではありえず、他の諸学派にも多大な
影響を与えたパタンジャリのヨガ(『ヨーガ・スートラ』)が強く意識されて
いたこと、その意味では確かに当研究会でも議論したように、ジャイナの瞑想
とヨーガ・スートラの内的三支分(あるいはサーンキャ哲学の二元論)は類似
していて当然であること、しかしながらそのプロセス(cittaのはたらきの解
釈)と目的(三昧ないし解脱の意味)においては大きな違いがあることが納得
のいく形で提示されたのではないかと思います。

次回は、今度は他の哲学諸派を含む様々なインド思想哲学がジャイナの認識論
にどのように影響したか、影響を受けながらも残ったジャイナ独自の要素はな
にかといった点を検討したいと思います。ちなみに、ここでいう「認識論」と
は、たとえば瞑想時に瞑想対象にどのように意識を向け、その対象をどのよう
に認識するかということに関わります。「知覚瞑想」でいう「知覚」とは何か
という根本問題を検討します。

※開催直前に必ず協会ブログページ(http://prekshajapan.blogspot.com/)
 をご確認ください。連絡事項を掲載する場合があります。
※準備の都合上、出席される方は前日までに中村
 (savita.nakamura@gmail.com)までご連絡ください。ご連絡をいただかな
 いと、資料を受け取れないことがあります。
※当日参加費として1000円(非会員の方は1500円)(通信費・会場費・資料代
 等を含む)を頂戴いたします。