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2010年9月28日火曜日

第19回プレクシャ・メディテーション研究会開催のご案内

第19回プレクシャ・メディテーション研究会を下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。

* 今年度より、原則として、毎月第1月曜日に研究会を開催することになりました。

日時: 10月4日(月)19:00~21:00 

場所: 「市川市南行徳
(東京メトロ東西線「南行徳」駅下車、徒歩1分。南口を出て線路沿いに浦安方向へ。
突き当たりの建物。立体(タワー)駐車場有り(車入口は大通り側))
アクセスマップ: http://www.city.ichikawa.chiba.jp/gyotoku/m_mapprak.html

報告者:中村正人
テーマ:カヨーウッサグの効用と科学的説明

前回は、プレクシャ・メディテーションの科学的説明の基礎を築いたJ.S.ザヴェリ氏の著作を紹介しました。古代宗教に起源をもつ瞑想を如何にして現代の科学的な言葉に置き換えるか。そういう意欲的な姿勢が読み取れる内容でした。私個人としては、瞑想の主たる効果は脳に対して及ぶと考えていましたが、ザヴェリ氏の説明では神経内分泌系への影響ということが特に強調されていました。つまり、脳自体というよりは体全体のホルモン分泌の調整を通して脳も、そして他の身体各部も整えられていく、そういうプロセスとしてプレクシャ瞑想を理解する必要があるのではないかということを感じました(その点が他の瞑想との大きな違いかもしれません。というのは、プレクシャ瞑想はまず感情の鎮静化を志向する瞑想であるという特長をもつからです)。
以上をイントロダクションとして、次回は、カヨーウッサグの科学的側面を整理します。私たちがプレクシャ瞑想を指導する時、具体的にどのような効用がどういう理由で生ずるのかを理解しておくことは不可欠です。また、それと同時に、科学的な説明の限界もきちんと意識して、無責任なことは言わないように注意することも重要です。そしてその場合、科学的に説明できないということにたいして私たちはどういう態度をとるべきなのか(科学的に説明できないから信用すべきではないと片付けてしまうのかどうか)といった点も、科学的世界観の史的系譜をさかのぼりながら考えてみたいと思います。

出席される場合には資料のご用意もあるため、事前にご連絡の程お願い致します。