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2011年4月20日水曜日

コラム[只見を日本のリシケシにする夢]

私は若いころから日本中の山々に登り、世界各地を旅した経験から、奥会津の
只見が伝統的な暮しやロハス的な暮しをする場合、東京を起点として最適な所
だとおもいます。アウトドアの世界で著名な高桑信一さん瀬端雄三さんもその
点、私と同意見です。

只見は山深く降雪量も多いところですが、谷が開けていて沢山の耕地がありま
す。食料自給率は200%でしょう。水量豊かに流れる只見川、伊南川は清ら
かで季節感がはっきりしています。只見で叶津番所に出会ったことが私の運命
を大きく変えました。番所をセンターにしてヨガと瞑想の村を作りたいと思う
ようになりました。ヨガと瞑想の村をつくりたいとおもったのは、予期せぬ経
済的変動や自然災害から、そこを砦としたかったからです。

皮肉にも、只見の東西で大きな災害が起きてしまいました。数年前の中越地震
に続き、今また福島原発事故が発生しています。しかし巨大な岩盤に守られた
只見は中越地震でもビクともしませんでした。そして今度も、山また山に囲ま
れた地形のおかげで東京よりも放射能に汚染されることが少ないのは計測され
た数値にみるとおりです。

けれども、同じ福島県であるというだけで危険なところだと誤解されています。
残念なことに番所と道場で予定されていたセミナーのキャンセルが続いていま
す。私はあらゆる災厄を想定して只見をプレクシャ瞑想と沖道ヨガの聖地にし
たいと活動してきました。今も只見を日本のリシケシ、日本のラドヌーンにし
たい思いでいっぱいです。

3月下旬、番所の前の民家を譲り受けました。それは20年前にイメージした
ことで、やっと現実化しました。その建物をゲストハウスとして美しく整える
計画です。近い将来、経済的大変動が日本に起こるでしょう。又、気候変動リ
スクへの対応もまったなしです。これからも番所の周りから只見から奥会津か
らネガテブなエネルギーを一掃しヨガと瞑想の理想郷にしていく活動に取り組
んでいきます。

プレクシャ瞑想が自己救済だけに終わるのではなく、社会救済になるような活
動をあわせて展開していきます。プレクシャによって御縁ができた同志の皆さ
ん私の活動に協力して下さい。

<著:坂本知忠>
(協会メールマガジンからの転載です)