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2012年8月24日金曜日

第38回 定期研究会のご案内


第38回定期研究会を下記のとおり開催いたします。
ふるってご出席下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

日時:2011年9月3日(月)19:00~21:00
場所:営団地下鉄東西線「南行徳」駅そば(集会室1)

テーマ:サーンキャ哲学とは

前回の研究会では、前々回でヨガの歴史と思想史的な背景を概観したので、そ
の思想・哲学の中身をおさらいしました。具体的には『ヨーガ・スートラ』の
基本概念すなわちプルシャとプラクリティ、チッタとモクシャの関係をスート
ラに則して確認するとともに、その基盤となっている哲学すなわち古典ヨーガ
学派ないしサーンキャ哲学の理論の骨子を説明しました。

次回は、前回時間切れで報告できなかった部分(ヨーガ・スートラにおける解
脱への最終プロセスの哲学的意味)を皮切りに、坂本先生からサーンキャ哲学
を解りやすく解説していただく予定です。先生からいただいた予告は下記のと
おりです。

今回の勉強会は坂本知忠が担当します。
宗教哲学の話をするとき、話の内容の根本的拠り所になっている大元の概念哲
学が何なのかの理解がないと、話す人も聞く人も何が何だか相互に理解不能の
状態に陥る。例えば有神説か無神説か、一神教か多神教か、一元論か二元論か、
魂を認めるか認めないのかについて何のどれを話しているのかがはっきりしな
いと話が噛み合わないし、話が矛盾する。宗教哲学の本を読む時、聖者から講
話を聞くときにその点が明確でないと混乱する。

神様という概念、魂や真我という概念にたいして世界中に色々な考え方、哲学、
宗教がある。沢山ある宗教哲学をカテゴリーに分類し類似性と相違を明確にし
ておくことは、自分が今何を勉強し実践しているかを把握する点で重要である。
ヨガとは何か、仏教とジヤイナ教の違い、プレクシャ・メディテーションと他
の瞑想の違い等を理解する上で重要な事である。パタンジャリのヨガスートラ
に影響を与えたサーンキャ哲学について理解することはジャイナ教哲学を理解
する上にも大事である。

今回はサーンキャ哲学を学び、プレクシャ・メディテーション理解の一助にし
たいと思います。


※開催直前に必ず協会ブログページ(http://prekshajapan.blogspot.com/)
 をご確認ください。連絡事項を掲載する場合があります。
※準備の都合上、出席される方は前日までにご連絡ください
 (savita.nakamura@gmail.com)。ご連絡をいただかないと、資料を受け取
 れないことがあります。
※当日参加費として1000円(非会員の方は1500円)(通信費・会場費・資料
 代等を含む)を頂戴いたします。 

【今後の開催予定】
10月1日(月)19時~21時 場所:「南行徳」駅そば(集会室1)
12月3日(月)19時~21時 場所:同上

※定期研究会は、原則として、毎月第1月曜日に開催しています。